第6回ピアワーカーの会報告書(2018年12月20日開催)

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第6回 ピアワーカーの会「すっきり排便のための生活習慣~生活習慣からの取り組み~」

日時 :2018年12月20日(木曜日)19:00~21:00
場所 :小手指商店街事務室
発表者:齋藤 勝宏氏(介護老人保健施設志木瑞穂の里通所リハビリテーション主任)

 第6回ピアワーカー会では、齋藤勝宏さんに「すっきり排便のための生活習慣~生活習慣からの取り組み~」というテーマで、介護現場における生活づくりへの取り組みについて発表していただきました。
 介護における生活づくりとは、水分・食事・排泄・運動という生活を営為するための基本ケアを指します。具体的に水分は1500ml、食事は1500cal、歩行は2㎞、排便は-5日まで、夜間排尿は0回を目標とします。
 一方、高齢者の場合、認知機能やADLの低下による夜間排尿の負担軽減のため水分摂取量を制限するなど、本人と介護者の理解不足によって慢性的な脱水症になる方も少なくないようです。そして、今回は基本ケアを「ただ、利用者に水分提供した」ということではなく、第一選択のケアとして介護職員と家族を対象にしたアセスメントから、水分摂取の理解と実践を促したとのことです。
 その結果、覚醒水準や皮膚状態の向上や、座位の姿勢や歩行状態が改善し、便秘の解消や夜間排尿が減少することで、家族の介護負担感の軽減に繋がったとのことでした。
 このような齋藤さんの取り組みは、既存の「欠乏に提供する」というような与えるための介護の工夫ではなく、利用者と職員及び家族が「共に理解する介護の実践」という側面からの介護を考える機会になりました。