第5回ピアワーカーの会報告書(2018年11月15日開催)

第5回ピアワーカの会報告書のサムネイル

第5回 ピアワーカーの会「コミュニケーション支援とテクノロジー利用」

日時:2018年11月15日(木曜日)19:00~21:00
場所:小手指商店街事務室
講師:巖淵 守 教授(早稲田大学人間科学学術院)

 第5回ピアワーカーの会では、早稲田大学の巖淵守先生をお招きして、「コミュニケーション支援とテクノロジー利用」についてご講演いただきました。
 日常生活におけるコミュニケーションの場合、本人の能力の問題として捉えれば、その対応は「治す」「教える」という行為となります。一方、社会的行動と捉えて対策を考える場合は、「援助」あるいは「支援」の領域になり、必要な環境設定が求められます。
 そして、このような環境を設定するために、身体が思うように動かない重度重複障害の方の意思伝達が、どのような時に、身体のどこからその情報を認識して表しているか、細心の注意が必要であるということです。
 特に、コミュニケーションへの反応は、発音・表情など身体の反応のみならず、時間や気候、明るさ、音の大きさや違いによって微妙に変化があり、細心の注意によって「快」や「不快」また「はい」や「いいえ」の意思を読み取ることが可能であるとのことでした。
 このような取り組みは、介護場面における高齢者や認知症の方とのコミュニケーションも同様で、利用者の状態や反応の変化からニーズを捉え、そのニーズから環境を作ることで、より支援の幅が広がると考えられました。